犬にあてたメール!?

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私が今まで受け取った誤送信メールの中で最も印象的だったのは、私の上司からのものです。普段おっとりとしていて、私たち女性にも優しい上司だったのですが、ある時、会社でメールをチェックしていたら驚く内容のメールが届いていました。

それは、日頃おっとりしていいる上司が、べらんめえ口調で部下の男性に怒っているメールでした。その部下に直接送るはずのメールを誤って部署全体のメール宛てに送ってしまったようで、その直後に部内がざわついた様子で上司が事態に気づきました。

その直後に慌てて「間違って送っちゃってごめんね。これは家の犬に宛てたメールだったんだよ。」と弁解して来ましたが、明らかに嘘だと分かる苦しい弁解でした。

それからは、普段の人柄とあまりに異なるメールの内容が頭から離れず、上司に対するイメージが変わってしまい、心を許せなくなってしまいました。たった1通のメールが及ぼす影響力は非常に大きいと思えた出来事でした。(35歳/女性)

ビジネスメール講師・ 長野裕香 より

メールは一度送ってしまうと、なかったことにはできません。その上司は、たった一通のメールで部下からの信頼を失ってしまいました。しかし、宛先を間違っていなかったらよったのかというと、それも疑問。メールでは相手を責めるよりも、「相手に何をどうしてほしいか」を書くべきです。そして、「怒る」という感情を表現するなら、メール以外の手段の方がいいですね。2つのミスが重なると、誤送信の代償はさらに大きいものになってしまいます。


長野裕香

オフィスミカサ 代表 長野裕香

元、市職員。情報システム部門に約10年在籍。市民、市役所内部、大手企業の担当者等、さまざまな相手と、メールでやり取りを行ってきた経験から、メールの重要性を痛感。現在は講師として、講演や執筆などでビジネスメール教育の普及を行う。これまでの送受信実績は10万通を超える。

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